ケカレチをイヤシロチに改善する技法、それが炭素埋設法です。いくらリフォームや建て替えをしても、根本的な改善にはなりません。炭素埋設を行って、土地が持つエネルギーの「地力」を回復させることにより、快適で健康的な生活環境を実現することができるのです。
大地電気の劣勢な地点に直径1m、深さ1mの円柱形の穴を掘り、その1/3~1/2を専用の炭素質で充填します。有効範囲は半径13~15mの球状で、効果は半永久的です。
●炭素埋設法
①損傷電気の自己治癒作用
健康な人の皮膚の表面には一定の電位(2点間で電気を運ぶエネルギー)変動がありますが、この電位差は極めて微弱なものにすぎません。ところが、皮膚は損傷を受けると、その部分にのみ非常に大きな電位差を構成します。これは「損傷電気」という傷口を治療するメカニズムです。
同じように、地球にとって皮膚のような存在である大地に穴を掘ると、損傷電気が発生して、その周辺の大地電気の分布密度が増強されます。そこへさらに炭素質を埋設することで、安定した誘電効果を図っています。
②植物がよく育つ理由
大気中にマイナスイオンが豊富で、かつ地中にマイナスイオン化された養分・水分が満ちた状態(イヤシロチ)では、植物がよく育ちます。植物の成長点(根や葉の先端)は電気的にプラスになっているため、その成長点付近のマイナスの電子密度が高くなっていれば、植物が成長しやすい環境だといえます。
太陽光や肥料、水分を与えるだけでなく、炭素埋設によって電気的な条件の整った環境をつくりだすことで、植物はよりすくすくと育つようになるのです。
●皮膚の損傷電気

●こんな環境だと
植物はすくすく育つ

●庭木が元気になった

炭埋当日

炭埋1年後
新潟県の小出様の庭木(楓)は、未だかつて(50年くらい)秋に紅葉したことがないと仰っていました。平成12年11月に炭素埋設を行われましたが、翌年の11月には、見事に楓は紅葉しました。そして、松の植生も良くなり、松葉が青々としています。小出様邸の土地の電気バランスが整い地力が高まったという、とてもわかりやすい事例です。
①最適な炭素質
土地のイヤシロチ・ケカレチの定義とは、
- ●イヤシロチ……
- 大地に存在するプラスとマイナスの電気が、共に高密度にバランスよく存在する場所。
- ●ケカレチ………
- プラスかマイナスあるいは両方の大地電気が欠乏したり、アンバランスな状態にある場所。
つまり、イヤシロチにはマイナスの電気だけではなく、プラスの電気も高密度に分布していることが必要なのです。そのため炭素埋設には、常にその土地に必要なプラスの電気やマイナスの電気を補いながらバランスよく保つ性質を持った炭素質が最適ということになります。当社では、焼成温度を調整した木炭に天然石や天然塩を配合することにより、地力改善に最適な炭素質を開発し、使用しています。
②炭素質の量
炭で環境改善ができるとはいえ、ただ大量に埋設すればいいというものではありません。かえって土地のバランスを崩してしまうことも考えられます。
当社では、専門スタッフの現地調査による土地の評価を大切にし、必要最低限の炭素質を土地のツボにあたる地点に埋設。それにより、すぐに地力改善効果を発揮させるだけでなく、その効果をさらに高め、2~3年後にはその土地の電気分布を高密度でバランスの良い安定した状態にすることを目的にしています。
③炭素埋設後の地力改善効果の推移

人間が電気を使用するようになるまで、土地が帯電することはなかったでしょう。しかし現在では、電化製品や工場による電気の大量使用、電車の軌道や高圧電線、電気機器のアースの設置による漏電などが原因で、土地が帯電してしまっているケースが多く見られます。
静電気が頻繁に発生する、電気器具のアースが取れない、雷がよく落ちる、埋設された金属の腐食が激しい……このような現象は、まさに土地の帯電やそこに発生する迷走電流の仕業。それだけではなく、帯電した土地に住んでいると、人体内の電気信号が乱れ、正常な生理現象を営めなくなる可能性もあります。
炭素埋設は、地表層に溜まった電気を地電流の流れの良い地層まで流し、帯電層をなくす働きも担っています。

現在多い帯電した土地

炭素埋設により、帯電層は消滅した