相似象について

 今から約1万年前、日本にはカタカムナ人と呼ばれる民族が存在したという一説があります。直感力に優れた彼らは、目に見えるものと目に見えないものが一対になって存在することを感じ取り、独自の科学的な文化を創りあげていました。その一つが「相似象(風景を観測して相似の関係にあるものを探していく方法)」です。
 山頂や、森林・街路樹・生け垣の生育が良い場所が一直線上に3ヵ所以上並んでいるのは、「高位指向線」と呼ばれるエネルギーの強いライン。逆に、山の斜面、森林の生育の悪い場所、池や沼が一直線上に3ヵ所以上並んでいる場合は「低位指向線」と呼ばれ、エネルギーの弱いラインとされています。
 四方を山に囲まれた盆地を例にとってみましょう。山頂と山頂を結んだライン(高位指向線)同士が交差した地点は「イヤロシチ」といわれ、その環境の電気を充電することにより植物がよく育ち、居住にも適した場所。また、谷と谷を結んだライン(低位指向線)同士が交差した地点は「ケカレチ」といい、電気の密度やバランスがよくないために居住には適さず、ものが腐りやすい場所です。
 初心者にはわかりづらいケースも多いと思いますが、この相似象を参考にすれば、土地購入の際や現在の住居・職場などの立地を観るとき、きっとあなたの役に立つはずです。

●相似象の観測

図:相似象の観測

●指向線の交差

図:指向線の交差

●山梨県 八ヶ岳に見られる相似象

図:山梨県 八ヶ岳に見られる相似象

ラインは、グリーンが高位指向線、赤が低位指向線です

▲このページの最初に戻る